幸せなら手を叩こう

思ったことを徒然なるままに

ノーディちゃん

みなさんこんにちは、タカハッピーです。

今から3〜4ヶ月前、ボドゲカフェに通いまくる私には悩みがありました。

「あ!こんにちはタカハシさん」

「ノーディちゃんこんにちは!」

ボドゲカフェに来る常連さんって、8割は男性じゃないかと思えてしまうほど、女性が少ないんですね。特に、平日の半ばに私みたいに狂ったように来る女の子はほとんどおらず。

そんな中、ボドゲカフェに来ると必ずと言っていいほど来ている女の子がいました。

それが、ノーディちゃん。

(※ノーディちゃんが狂ったように来るという意味じゃないので悪しからず)

物腰柔らかで優しく、可愛いノーディちゃんと仲良くなりたい私は、インキャながら積極的に話しかけようと頑張っていました。

コミュ力が乏しい私にノーディちゃんはいつもニコニコ話してくれました。やさし。

「店長さん。来週の水曜日、ノーディちゃんいますか」

「ノーディ?たぶん来るんじゃないかな」

「本当ですか!わーい!」

るんるんで喜んでいると、店長さんにこう言われました。

「ノーディも、タカハシさんが来るかどうか気にかけてたよ!相思相愛だね(^○^)」

 

……(゚∀゚)!

 

ノーディちゃんが、私を、気にかけていた、だと?!

 

なんてこと?!?!(*≧∀≦*)

そんな素晴らしい事実、感動のあまりに涙で海ができるよ!!!!

 

そうして涙で大海を作ったわたしは、水曜日になるとノーディちゃんたちとボードゲームをする日々を過ごしていました。

 

趣味で友達ができる……なんてありがたいことなんだ……と喜んでいたのですが……

 

ふと。

 

「わたし、ノーディちゃんの連絡先知らないや……」

 

いつも水曜日になったらボドゲカフェへ集まって一緒に遊ぶけれど、LINEもXも Instagramも知らない。

 

ノーディちゃんの連絡先がほしい。

 

それは次第にわたしの中での強い願望となりました。

いつも、水曜日になると「よし!今日こそノーディちゃんに連絡先を聞くぞ!」と拳を握るも……

「の、ノーディちゃん」

「ん?」

「あ、いや、このボドゲ、お、面白いね」

「そうだね(^o^)」

という会話を幾度となく繰り返してきました。

連絡先がほしい。ただその一言を言えばいいだけなのに、「え、プライバシーなんですけど」なんて言われるかもしれない。一緒にボドゲで遊ぶし、わたしが来るか気にかけてくれていたみたいだけど、ただ単に女が少ないからそう言っただけで、友達だと思っているのはわたしだけなのかもしれない……(※ノーディちゃんはそんな性悪ではありません)

ハッピーというあだ名のくせに思考回路がアンハッピーなわたしは、その葛藤に悶えていました。

ダメだ、こんなことじゃ!ハッピー、お前はノーディちゃんの唯一無二の友達になりたいんだろ!!連絡先くらい、サクッと聞くんだ!!

自分に言い聞かせ、いざ、水曜日……

その日も楽しくボードゲームをし、感想を言い合っていた時でした。

「の、ノーディちゃん」

「ん?」

「そ、その……連絡先、交換、しない?」

 

つ、ついに言ったっ……!

 

「うん、いいよー(^○^)」

 

……(゚∀゚)!

 

すごく簡単に交換させてくれました笑

あんなに悩んでいたのはなんだったんだというくらいに(^。^)

それからというもの、ノーディちゃんはプライベートや仕事で忙しくなり、毎度顔を合わすというほどではなくなりましたが、たまに連絡をとって遊んだりと、私たち、友達になれてるんじゃないかな?なんて思いながら過ごしております。

そして…

「ハッピーさん楽しかったですね!」

「そうですね!あ、連絡先交換しませんか?せっかくだし!」

ノーディちゃんとの連絡先交換に成功した私は一緒に遊んだ女の子に連絡先聞きまくるやばい人間へと進化しました!(すごいぞ!)

「新手のナンパ師だね」

店長さんからはそう言われましたが…ナンパしてるわけじゃないので!親睦を!深めてるだけなので!

また来週、どんな子と一緒にゲームするのか、楽しみです♪

それでは、さようなら。

 

ボードゲームカフェ、コーストへ行こう♪

皆さんこんにちは、タカハッピーです。

だいぶん前にこんな記事を上げました。

https://bzbzbzaptx4869.hatenablog.com/entry/2023/01/20/001147

ボードゲームカフェにどハマりしているという、特にオチのないどうでもいい話。

そんな私ですが、あの記事を上げてからも足繁くボードゲームカフェに通い続け……

「お!タカハッピーさんこんにちは!」

店長さんからついに顔と名前を覚えてもらえるようになりました!(わーい)

水曜日に中重量級ゲームの会というのをここのボードゲームカフェ「コースト」ではやっておりまして。私はそれをしに毎週水曜になったら定時後即帰宅、即電車に乗ってボードゲームカフェへ行っております。

仕事のやる気がないボードゲームが好きすぎるので、皆勤賞のレベルで行っており…

最初は知らない人たちと相席でボードゲームという形だったのですが、毎回来る人決まってくるので……

「やっほー!タカハッピー!」

「このゲーム面白かったね!来週何やる?」

もう完全にお友達になりました笑笑

ふふ、私はここコーストでも常連と呼べる立ち位置にあるんじゃないかしら。

誰の連絡先も持ってないけど、きっと私の存在感はでかいにちがいない。

そんなある日。

 

?!?!

ボードゲームカフェ「コースト」にTwitterフォロバされた…?!

ついに!認知されたのか!(゚∀゚)

えー、私普段下ネタや自虐ネタとかキショいことしか呟いてないのに、認知されるなんてちょっと恥ずかしい///

しかも、私ここコーストについてブログ記事も上げたから、それを読まれて「お!面白い文章書いてるじゃないか〜」なんて店長さんに思われちゃったりして( ^∀^)

調子に乗った私は、それまで「キショいことしか呟いてないから」という理由でTwitter上のボドゲ友達のアカウントを傍観するのみ(そこ、それが一番キショいとか言わない)だったのですが、ハイテンションになり、イマムラさんというお友達に何度かポストにリプライを送るという謎行動を起こしました。

イマムラさんから返信はないけれど、もしかしたら不具合か何かで通知がいってないのかもしれないし、今度会った時に聞いてみよ♪♪

るんるんで、また水曜日にコーストに行きました。

「こんにちは!」

「お、タカハッピーさん、こんにちは」

店長もニコニコ。もしかして、私のブログを読んでくれたんだろうか。それゆえに、心なしか店内の照明も明るい気がする。

「店長さん、フォロバありがとうございました(^^)」

「ん?フォロバ?」

Twitter、ついに認知されたんだと私ドキドキしてて」

「ん?俺タカハッピーさんのTwitterフォロバしたっけ?」

「え?」

「え?」

 

………(゚∀゚)

 

認知、されてない????????

 

え、それ一番恥ずかしいやつ(*´∀`*)(二度目)

 

「なんてアカウント?」

「あ、そ、その、、カタカナで、、タカハッピー………」

「んー、出てこないな、ユーザー名は?」 

 

エエ?

 

……私の存在感、大きいはずでは(*゚∀゚*)?

あれ?もしかして、常連だと思ってたの、思い込み?

イヤー(*´∀`*)自意識過剰って怖いっすな(*´∀`*)

 

「ああ、これね、意識しとく」

わざわざ気に留めていただけるなんて……

店長さん、ありがとうございます(о´∀`о)

 

「お!タカハッピー!やっほー!」

「わ!イマムラさん!こんにちは!」

「いやー、今日のゲームも楽しみだね!」

今日のゲームはもちろん楽しみなのだが、私は気になってることが…!

「あ、あの」

「ん?」

Twitterで何度かリプライ送ってるんですけど、返信ないから通知いってないか、不具合起きてるのかなあーって」

「え!マジ!ちょっとみてみるね……ああ!もしかして、このタカハッピーってやつ?俺知らんやつからなんか送られてきたわって今までずっと無視してたわー!マジごめん(*_*)」

 

……(゚∀゚)

 

知らんやつからなんか送られてきたわって今までずっと無視してた…?

 

え、だからそれ恥ずかしいやつだって(*´∀`*)(三度目) 

 

タカハッピー、誰からも認識されてない問題(*´∀`*)つら(*´∀`*)

 

誰からも気に留められてなかった私ですが、イマムラさんに認識されフォロバされてからは、少しずつボドゲ友達にフォローされるようになりました。(ありがたいね)

社会人になってから友達を作るのは難しいとよく聞いてたし、そうだと自分でも思っていましたが、ボードゲームを介してたくさんお友達ができました。

本名のわからない人たちもたくさんいるけれど、その空気感がなんだか居心地がよくて、楽しくゲームをしております。

皆さんも、私とゲームをしに、ボードゲームカフェ「コースト」へぜひお越しください♪

 

それでは、さようなら。

 

 

 

 

仲良し教授

みなさんこんにちは、タカハッピーです。

私はあまりをテレビを見ず、家でゲームしたりする日々を過ごしているのですが…

大河ドラマだけは見るようにしています!(キリッ)

理由としては、歴史(脚色されてるけど流れとして)を学ぶのは大切だと思っているし、何かしらのドラマを追いたいという謎精神がありまして。

去年の「どうする家康」も、いろんな意見はあれど、私は好きでした。家康の波瀾万丈な人生や、天下を制したすごい人というより、自分の弱みを知り、家臣から発破をかけられ奮闘する、人間味のある家康が面白かったです。

今年の大河ドラマは「光る君へ」。

去年の作品とはテイストが全く違いますが、ラブコメでこれもなかなか面白いです、まだ序盤だけど笑笑

紫式部が主人公の今作ですが、大学で枕草子源氏物語を学んだ身としてはウキウキします。

源氏物語を専門としていた教授は、今年の大河ドラマは見てるんだろうか……たくさん文句言ってそう……「こんなの紫式部じゃない!」みたいな。

私は源氏物語を専門としていた古典の教授と、なぜか仲良しでした。

「なぜか」に引っかかる人もいるかもしれません。

悪い人ではないのです。授業もとっても面白く、古典大嫌いな私も古典が好きになるような授業でした。

ただ……ものすごく気が強いというか……一言でいうと「怖い」先生でした。

和歌の発表をする授業の時。同級生が、和歌の単語の意味や歴史を調べ、一生懸命に発表していました。

決して、変な発表ではありませんでした。

すると。

「何今の発表。やる気あるの?その発表を私の授業でしないでほしいんだけど」

その後もくどくどと怒り、同級生は顔を真っ青にし、ついには履修を取り消ししました。

「こわっっっ」

ストイックすぎる姿勢に、皆が恐れていました。私も例にも漏れず、「嫌われたら一巻の終わりや」と怯えていました。

ある日のこと。その教授が枕草子の授業をしてきた時でした。

清少納言は○○の息子、☆☆ととても仲良しでした」

清少納言は☆☆と仲良しで近年の研究までは恋仲とされていたけど違う可能性があるなど色々言っていましたが……

私は全く耳に入っていませんでした。

「○○って…初恋の男の子の名前に激似の、百人一首の歌仙じゃん!」

もうそれしか頭になかったのです(煩悩)

授業終わり、すぐさま教授の元へ行きました。

「先生、○○って、あの歌を詠んでる百人一首の歌仙ですよね!」

「え、う、うん、そうだけど…どうしたの急に……」

「私の初恋の男の子も○○なんです!」

途端にいつも厳しい表情をニヤリとさせ、「そうなの」という教授。

そこからでした。

「あ!先生こんにちはー!」

「ハッピーさんこんにちは♪」

食堂で出会えば一緒にランチをし……(なぜ)

「こないだ源氏物語のレポートが難しくて…」

「そうなの」

電車の中で出会えば課題の話をし……(なぜ)

自分でもよくわからないけどとても気に入られる(?)ようになったのです。

ある日。源氏物語の授業を受けている時でした。六条御息所についてやっていました。

六条御息所は身分が高いのに、年下の男に相手にされず、沼に落ちていく。プライドが高いのにズタズタです。--私は、六条御息所の気持ちがとてもよくわかります。何を、とは言いませんが。こんなに好きなのに、狂っていくのです」

………なんだか、昔に大恋愛をしたのでしょうか( ´ ▽ ` )

と言いながらも、私も六条御息所が自分と被っているところがありまして笑

(前回のブログ記事「ハッピーの場合」参照)

授業後の感想に「私も六条御息所の気持ちがわかります。何を、とは言わないけど」と書きました。

すると、その感想にコメントが書いてありました。

 

「今度、一緒にお話ししましょうね♡」

 

エエーッ(O_O)

 

「何今の発表。やる気あるの?その発表を私の授業でしないでほしいんだけど」

 

これを言った人と同じと誰が思うでしょうか。

たぶん、教授にはきっと壮絶な恋愛経験があり、明け透けに初恋と話す私に親近感が湧いたのかもしれません。

でも、いい先生なので、ランチするのもお話しするのも実は楽しかったです笑

「ハッピー…あの教授とランチするの、すごいね…」

「怖くない…?尊敬するよ…」

皆からは謎の視線を受けてましたが笑笑

古典の教授は今も元気にしているのでしょうか。

恋愛の話をじっくりしたことはなかったけど、次会う時には酒を片手に語り合ってもいいかもしれませんね。

それでは、さようなら。

 

ハッピーの場合

みなさんこんにちは、タカハッピーです。

こないだ、独身の同期に「もう結婚は考えてないの?」とぶっこむと「いい人がいたらね」とさらっとかわされました。 

そこで「アタシの同級生に彼氏いない子いるのよ!その子と付き合ったりして(^^)」なんて返しました。

「お前の友達…絶対ろくなやつじゃない」とその話はそこで終わったのですが、その友達がタイムリーにもこんな記事をあげました。

https://aikoya0801.hatenablog.com/entry/2023/12/19/230119

そ、、、そうなの?!

ちょっとびっくりしました。

記事にも書かれている通り、この子はジャニオタで、彼氏はいないけれどかっこいい男の子にトキメキを感じている子だと思い、出会いさえあれば案外簡単に恋愛をするんだろうなーと思っていたのです。

 

私はあくまでも「アイドル」という生き様を全うする姿が好きで、恋愛対象としてときめくことはない。推しが胸キュン台詞を囁やこうとも、黄色い歓声を上げるより強いて言えば「よっ!お見事!」という感情になる。」

 

な、なるほど。私の思考回路は本当に短絡的だった……。

そしてかくいう私は逆にアイドルには全く興味がなく、二次元でかっこいい人がいていいなと思うことはあってもまぁ所詮架空の人間だしなと割り切る。何にも大してハマってない、「推し」というのが存在しない人間なのである。

それなのに、恋愛には人一倍敏感で、常に恋をしているような気がする。それも悲しいほどに。

アタシは見ての通り、悲しいほどに全くモテない。人は3回モテキが来るらしいが、アタシの場合は赤ん坊の時のみで完結してるであろう。

なのに、だ。

小学生のころ死ぬほど好きになった男の子がいた。文字通り、死んでもいいほど好きだった。顔もブス、性格も最悪、バカで、あんまりものを考えずに発言する、運動神経も悪い、手先も不器用で家事能力ゼロ、人の話も聞かない、もう女というか人間として欠落しているアタシに、彼はすこぶる優しかった。アタシのどうでもいい話をいつも「キミの話は本当に面白いなぁ」と永遠に聞いてくれる。学校でもずっと2人で行動していたように思う。

優しくて一緒にいて居心地のいい彼が大好きだった。

しかし、そんな日々も長くは続かない。

アタシは転校が決まった。理由は家の都合だが、隣町であり、電車の駅にして一駅分の差である。

けれど、アタシはもう彼に二度と会えなくなるんじゃないかと最後の日、わんわん泣いた。いや、そんなかわいい表現ではない。もうありとあらゆる穴からどばどば液体が吹き出していたようなやばい泣き方だった。

「大丈夫だって、また会えるじゃん」

彼はハンカチを差し出して笑った。

「冬休み、家族と旅行行くからさ。かならずお土産渡すから、ちゃんと会えるから。待っててね」

それでも不安で仕方ないアタシは新しい住所をメモに書いて渡そうとした。

「大丈夫だから、そんなことしなくても必ず迎えに行くよ」

「…わかった。1年経っても2年3年、10年経っても、あなたが必ず迎えに来てくれるのを待ってる」

アタシは彼と指切りをし、液体を出し切った後、そのままフラフラ家に帰った。

彼が、アタシのところへ迎えに来てくれる。

新学期、知らない人たちだらけの中、そのことを糧に頑張って過ごした。前の学校に戻りたいと思うこともあったけど、きっと彼が、アタシにお土産を届けてくれるから。

クラスの子に「お前好きなやつとかいんの?」と言われた時も、堂々と「いる。前の学校の○○くん」とはっきり答えていた。

「お土産を持ってきてくれるから、ずっと待ってるんだー」と。

「へえ。たぶんそいつ、もうお前のことなんか忘れてるよ」

「わ、忘れてなんかいないもん!だって、かならず来る、待っててねって言われたもん!」

「でもそいつ、一年くらい経っても来てねーじゃん。もう違う女と付き合ってるよ」

「そんなわけないじゃん!道に迷ってるだけだもん!絶対来てくれるって言った!!約束したもん!!それ以上言ったらあんたのこと無視する!!!!!」

本当、バカみたいに「迎えに来てくれる」と言い続けた。

こいつはなんて酷いこと言うんだ、彼がそんな平気で約束破るわけないじゃないか、絶対に来てくれる、誓ったもの。

 

…正しいのは、その子だった。

 

「ハッピーちゃん、やっほー。きいて!○○くん、☆☆ちゃんとついに付き合うことになったんだよ!すっごいお似合いだよねー!」

幼馴染が言うには、彼はアタシが転校してすぐ、ある女の子に猛アタックしていたらしい。

その子が中学受験をし、電車通学になったらわざわざ毎日のように駅まで迎えに行っていたらしい。

そして中2になって、その女の子がOKをし、晴れてカップルになったと。

 

私は世界に絶望した。

 

迎えに行くって、約束したのに。

また会えるじゃんって、言ってたのに。

 

まぁ、そもそも住所を受け取ってもらえなかった時点で、そういうことだったのだろう。

 

はなから彼は、アタシなんかどうでもよかったんだ。

 

わたしはもう自暴自棄になり、その後からずっと手当たり次第いろんな男の子に告白しまくった。

今思えば、誰でもよかったのだと思う。

まぁもちろん、モテキが赤ん坊で止まってる私にOKする男などいるはずもなく。

それでも、ずっといろんな男の子にアタックし続けた。

私は、恋してる自分に依存していた。

誰かが好きなのではない、誰かに受け止めてもらいたかった。どうしようもない自分を優しく抱きしめて欲しかった。

本当、バカみたいだ。

我ながら、すごく惨めだった。

 

それだから、友達の魂の込められた文をみて、驚いた。

 

金銭面や物理的なことよりも、強烈な孤独が怖いのだと思う。他人を愛せないという自覚が、何かが自分に欠落していると思わせてきて怖くなる。「家族」を求めているのに、自分にはそれを得る資格がない。」

 

私はいろんな人に手当たり次第恋していた。だから、恋しないセクシャリティの人を羨んでいた。自立してる、かっこいいと憧れさえしていた。

 

けれど、友達の感じることと、アタシの感じていたことは、根本は同じ、「孤独」であり、「何かが自分に欠落している」ことに苛まれていたのだ。

 

アタシはずっと、誰かから優しく受け止めてほしいと思い続けていた。

でも冷静になってみると、わたしを受け止めてくれる人は恋をせずともたくさんいた。

学生時代も、社会人になってからも。友達も同期も先輩も後輩も上司も。私が何か失敗しても必ずみんなが助けてくれた。私は本当に運のいい人間で、幸せ者だと思う。

結婚や恋愛は、全てじゃない。

 

…まぁそれを理解できるようにはなったけど、それでも友達のように先行きのわからない将来に不安にはなるのだけれど笑笑

 

でも、きっとどんな未来でも、それが正解なんだと私は思っています。

「人生って良い風にしかならない」

私のピアノの先生が言っていたモットーです。あの時ああしていれば、なんてこともあるけれど、あの時にこの選択をしていたから今があるんだ、だからいい風にしかならない。

わたしは惨めな失恋をしたけれど、遠回りしながらも優しくしてくれる人たちがいることにちゃんと気づけた。とても幸せだと自覚できるようになった。

明日がどんな日になるかなんてわからないけれど、「人生はいい風にしかならない」を胸に、過ごしていきます。

 

さぁ、明日はどんな一日なんだろう!

 

それでは、さようなら。

 

 

 

 

 

 

超ハッピーな一日

皆さんお久しぶりです。

タカハッピーです。

本当にブログはご無沙汰でした。多趣味のあまり、どうしても後回しになってしまい…。

しかし今日は筆を取ることを決めました。

なぜなら。

今日があまりにもハッピーな1日だったからです。(いえーい!)

どういう一日かというと、まずお休みをもらい、山口県でスキューバダイビングをする日でした。

そのため、山口某市に8:00集合。どんなにギリギリを狙っても、1時間半弱かかるので、6:45とかにはもう出てないといけないのですが…。

スマホ「明日は雨が降るでしょう」

チャリは使えないので、6:30に家を出るのが決定されましたな。

ちゃんと早めに睡眠をとり、次の日は早起き……

「え!6:30!やばい!間に合わん!!!」

まぁ、遅刻常習犯クズハッピーにはよくあることで。(最悪)

とりあえず下に水着を着て、上に適当なワンピースを着て…

「いってきます!」

コンタクトは海へ行く道中で寄るコンビニでつけよう。とにかく急がなきゃ、、、

それにしても。下に水着着てもそんなに居心地は悪くないな。下着と変わらな…

…ん?

下着、持ってきてねぇぇぇ!!!!

さすがに忘れるのはやばすぎる!!!!!

急いでUターン。下着をオレンジのバッグに入れて…..

「いってきます!」

よかった。いやよくはないが、これでダイビング後ノーブラノーパンは免れた。25歳にもなってノーブラノーパン女はやばすぎる。しかも夏用の薄いワンピースだし、危険にも程があった、危なかった……。

いやだからよくない。

電車の時間がいまかいまかと迫ってきていました。もともとギリギリだったのに忘れ物したせいで、もう歩いて行ったら確実に間に合わないものとなっていたのです。

走るか。

ダッシュするも、もともと運動音痴&運動不足なので全く早くなく、更にダイビングのため両足クロックス(厳密にはパチモン)なので思うように足が動かず、涙が出そうになるほど必死で走りました。

その結果……。

「す、滑り込みセーフ!!」

駆け込み乗車(危険なので真似しないでね)と言われても仕方ないほど、電車が到着したと同時に改札を通り…

乗れました!よかった!遅刻は免れた!!

感激にひたり、息を整えたら図書館で借りた本を読みました。

湊かなえさんの、「花の鎖」という本です。

この本がまぁ素晴らしく、丁寧な心理描写、リアルな人間関係を臨場感あふれる様子で描かれており、続きが気になってページをめくる手が止まらず…。

ドア「プシューッ」

ドアの音と共に慌てて降りるというw

降りると、なんだか足に違和感が。

慣れないクロックス(パチモン)で走ったせいで、右足の親指にまめができてしまったみたいで。

まぁ、仕方ない。行くか。とダイビングショップへ向かい…。

インストラクター「ハッピーちゃんは今日、800mをスノーケルで海を泳いでもらいます。その後、スキンダイブをします。800mは時間を測るので、その時間によって得点が決まります。スキンダイブはお手本を見せるので、それを見ながらやってください」

ほー。

あ、言い忘れていましたが、私はただダイビングをするのではなく、プロダイバーを目指しておりまして。

今はその講習を受けております。

なので、やらないといけないことがたくさんあるうちの一つ、「実技5科目計25点満点のうち15点を取る」というものがありまして。

800メートルを泳ぐは、その中の一つ。5点満点のうち2点は取りたいところ…!

インストラクター「プールみたいに下にラインがあるわけじゃないから、泳ぎながら一度顔を上げてゴール地点を確認して、再度泳いでね」

え…

できるかな…………(汗)

私は今その5科目の一つ、「400メートルを水着で泳ぐ」(800メートルはスノーケルでやるので若干違う)のために、毎週プールに通ってはいるのですが、すごく、こう、のんびりのんびり泳いでまして…

まぁやってみないとわからない!ということで。

「スタート!」

泳いでみると本当に足がしんどい。さらに、スノーケルの中に海水が入ってきてむせる。下にラインがないのでその都度顔をあげないといけない。

時間で点が変わるのをわかっていながら、精神力があまりにない息が苦しく、最後まで泳ぎ切ったものの…。

「タイムは26分。2点を取るためには21分以内に泳がないとダメだね。もう一回やる?」

「今日はやめてまた後日お願いします…」

精神力があまりにないさすがに大変なので後日にまたすることにしました。

そうして海に上がると…

「いっっっつぅぅぅぅ!!!」

右足の親指が、針でブスっと刺されてまくってるかのように、すごく痛いのです。

それもそのはず。

「マメが潰れてやがる…」

小さな怪我ではありますが、マメが潰れ、そこに海水が染み込み、そのまま歩くともう痛くて痛くて…

昨日庁内で先輩と雑談を少ししたのですが、

先輩「今度旅行に行くんです。イルカと泳ぐプランがあって参加する気満々だったんですが、長男がこけて怪我してしまって、海水に浸かると良くないかなと思って…」

上司「因幡の白兎になっちゃうね」

ハッピー「無理はしない方が…」

と言いましたが。

私が因幡の白兎になってしまいましたな。

しかもマメの原因となったのは雨でチャリが使えなかったからなのですが…

すげー晴れてやがる。

いや晴れることはいいことなのですが…

じゃあ朝も晴れておけよという話なわけで…

まぁいいんですけど……

その後はスキンダイブをしました。スキンダイブは簡単にいうと素潜りで、器材をつけずに潜る練習です。

これが結構難しくて、なかなかうまくいかなかったのですが、インストラクターさんの根気強さとわかりやすい説明で、これもなんとかクリア。

インストラクター「これから、5科目のうちの一つ、15分水着で立ち泳ぎもあるけど、今日はもうやめとく?体力が万全の方がいいでしょ」

…もし今日やらなくても、かかる費用は同じ…。800メートルは大変だからまたやるのは難しいけど、15分立ち泳ぎはまだできそう…。かかる費用が同じなら…

「やります」

ドケチ根性溢れ出る精神力の強さのために、15分立ち泳ぎに挑戦!

「やる前にどんな感じか言うね。12分まではただ浮いてたらいい。残りの3分は両手をあげないといけないから、3分必死で泳いで」

なんと。

12分浮いて、残りの3分だけ頑張ればいいのか。

いける気がする…(ニヤリ)

「じゃあいくよー、スタート!」

舐めてかかっていましたが、足がつかないところを立った状態をキープしないといけないのが、こんなに難しいとは!

「今そんなバタバタしてたら体力もたないよー、はい今一分」

え?!まだ一分なの?!

え、私、死ぬの?!?!

恐怖でいっぱいでしたが、そこで私は以前Twitterで見たことを思い出しました。

「人間、2%の面積は浮くので、海で溺れたら顔だけ出せばいい」

そうか。

首を上に固定したらいいんだ。

すると思いの外、手足を動かさなくても立った姿勢をキープしながら浮くことができました。(首は痛かったけど)

「おー余裕だね。あと10秒で両手をあげてください。10.9.8.7.6.5.4.3.2.1…スタート!」

3分バタバタすればいいだけだろ。

そう思ったことをすぐに後悔しました。バタバタすると当然足はしんどいし、波が目鼻口に入って痛いし、手も疲れるしで、地獄の三分間でした。

「頑張れ!あと二分!」

「あと一分!」

「あと10秒!10.9.8.7.6.5.4.3.2.1…0!おめでとう!5点!満点だよ!よく頑張ったね!」 

海水でむせて涙も出てたので、ひどい顔だったのですが、インストラクターさんはすごく褒めてくれたし、5点取れたというのは自分の中で喜びが大きくて( ;  ; )

「最初はバタバタしてたけど、最後余裕を持って浮いてたね。ハッピーちゃんは無心になって頑張ることが得意なんだね!」

ただボーッとしてただけ私は無心になって頑張ることが得意らしく、結果が残せて本当によかったです!

「じゃあこのコイン渡すから、クロックスとタオルと着替え持ってシャワー浴びといでー」

わぁありがたや。シャワー浴びてきまする。

そこで車に行き、着替えを…

…あれ?

着替え…着替え?

持ってきたはずの、下着を入れていたオレンジバッグがどこにもないのです。

「あの、オレンジ色のバッグしりませんか?着替えいれてたんですが…」

「え?知らないよ。というか、オレンジのバッグなんか持ってきてたっけ…?」

ま、まさか……

電車に忘れた?????

思い出せハッピー、私は確実に家に下着を取りに帰った。そのオレンジバッグからレッドブルも入れて電車の中で飲んだのも覚えてる。

で、インスタラクターさんはオレンジバッグに覚えがないと。

てことは………

電車で忘れたんだな。

「たぶん電車に忘れてます…。今日は水着を下に着てもいいですか…」

「ええ、そんなことしたら車もショップも濡れるからイヤだよ。悪いけど、ワンピース一枚で我慢して」

ノーブラノーパン女(25歳)決定

え、なにこれ。伏線回収ですか??

やっぱりね、文章を書くのが大好きなハッピーは、こうして物語を自分の中で作るためにこうした伏線を張って回収する、まさに文章を書く人間としての鏡ですよ。

…んなわけねーだろ!!!!!!バーカ!!

「ハッピーちゃん、申し訳ないけど、ショップに着いたら2階に上がってて。女性のインストラクターがコンビニで下着買ってくるから」

も、申し訳ねぇ……

ブラは売ってないと思うけれど、キャミソールやパンティは売ってるだろうし、、、とりあえずそれでしのごう。ノーブラノーパン女(25歳)はまずい。

ショップに着き、とりあえずJR忘れ物センターに繋ごうもつながらず。

母にLINEをしました。

「下着いれてたカバンを電車の中で忘れたっぽい」

「忘れたなんて、寝てたの??」

「いや、本に夢中になってて。いつもは忘れないけど今日だけ忘れた。ほら、私、あなたの娘だから…(^_−)−☆」

「イヤ」

いや、イヤって言われても。

電話が繋がらない旨を伝えると、「駅に問い合わせできるよ」と母からアドバイスされ、帰りに駅員に聞くことが決定。

そうこうすると、女性のインストラクターさんが帰宅。

「ハッピーちゃんごめん。近くのコンビニ行ったけど、どこにも下着売ってなかった」

…エ!

「車出すから、しまむらまで行く?そこで下着を買おう…ワンピース一枚だけど大丈夫?」

ノーブラノーパン女(25歳)…

大丈夫なわけがない。

でも、このままノーブラノーパンのまま駅に行って電車に乗って最寄駅(2km)から自宅まで徒歩…

もっと大丈夫じゃないな

「わかりました。しまむら行きます」

「よし、行こう!」

わざわざ車を出してくれるインストラクターさん、本当に感謝です。(ありがとうございます)

実はしまむら行ったことがなくて、ちょっとワクワク。

車を走らせること数分…しまむらに着きました!

「本日休業日」

私マジで何かに憑かれてるんじゃないの。

「どうしようか、ミスターマックスゆめタウンもあるけど」

たぶんミスターマックスの方が安いだろう。(偏見)

ミスターマックスにしてください」

「おけ。行こう!」

そうしてミスターマックスにつき…

900円くらいのカップ付インナーと500円くらいのパンツを購入。

「1500円です」

「すみません、すぐ使うのでタグ外してくれませんか……」

下着買ってその場ですぐ使う。

こんな女どこにもいないだろ。

「承知いたしました」

すぐさまハサミで切ってくれました。(ありがとうございます)

「あ、インナーだけで、パンツの方は大丈夫ですよね」

「あ、パンツもすぐ使うのでお願いします」

「え」

「え」

目を丸くさせ、口を開ける店員さん…

私はその表情を一生忘れないことでしょう…

パンツもタグを切ってもらい、私はすぐさまトイレに駆け込み…

下着完全装備女(25歳)へと大変身。

いやー、本当によかった。

いやまぁ、大変身というか、世の中の女みんな下着完全装備なんだけども。

そのままお昼もついでに買い、車に戻り…

ショップへ戻って一安心。

「なんとかなってよかったです。帰り早めにショップ出て、駅員さんに落とし物の問い合わせをしようと思います」

「よかったね」

そうして、ウェットスーツ等を洗い、お昼もゆっくり食べて…

「では帰ります!ありがとうございました!」

いざ、駅で問い合わせ!

しかし…

「駅員不在時間 10:00〜15:30」

ただいまの時刻 15:15

電車の時刻   15:36

は??????????

おい駅員!昼休憩とかならわかる!

でも10:00-15:30って!

仕事しないにもほどがあるだろ!!!!

いや悪いのは私なんだけども!!!

イライラしながら15:30を待ち…

「あのすみません!忘れ物したんですけど、○時の電車にのって当駅で降りてて」

一息で話しかけました'`,、('∀`) '`,、

「どんなものですか?」

「オレンジのバッグで、タオルとかゴーグルとか、下着が入ってて…」

「要は水泳道具ですね」

ノーブラノーパン女としてしばらく過ごしたため、男性駅員に「下着」なんてハレンチなワードを思わず使ってしまったけど…

水泳道具でよかったな…(昇天)

「あー、新山口の忘れ物センターに届いてますね」

ホッ。

「こちらに問い合わせてください」

そうしてお電話番号を渡されました。

は?????????

これ、スマホで調べたことと同じやつ…問い合わせた意味…

そうして急いで電話をかけ…

「オレンジのバッグですね。中身は何が入ってますか?」

「水泳道具です。中にはタオルとかゴーグルとか…下着…とか…」

またハレンチワードを使い…

「今駅にいるんですよね?駅員に頼んで一筆書いてもらいたいのですが」

え、駅員…

あんたそんなこと一言も言ってなかったじゃねーか………

そう悶々としてると電車が到着。

田舎なのでこれを逃したら1時間後。

「電車きましたけど書きます…」

「あ、降りられるの何駅ですか?」

「E駅です」

「じゃあそこで書いてもいいですよ」

超重要アドバイス…ありがたい…

「ではそうします」

「E駅の駅員にも伝えておきますので」

超優しい…ありがたい…

そうして安心した気持ちで電車に乗り…

「忘れ物の方ですね」

状況を完全把握してたE駅の駅員さんに丁寧に対応してもらいました。

「こちらに一筆書いていただけますか?」

書類を見ると…

『忘れ物 水泳道具、下着』

………

水泳道具、下着ぃ?

それならもう水泳道具でまとめて欲しかったぜ…

言い出したの私だけどさ…

そうして書いた後…

「数日後に着払いでお客様の元に届きますので、しばらくお待ちください」

となんとか終わり…

潰れたマメが痛みながら、なんとか帰宅…。

……ね?

すっごいハッピーな一日だったでしょ?(^_-)

自分でもびっくりです。

まぁ、自分に言いたいことは一つだけ。

ノーブラノーパン女(25歳)って面白おかしく書いたつもりかもしれないがただの痴女だからな。

以上。

それでは、さようなら。

最悪の丸見え肉じゃが

こんにちは、タカハッピーです。

前回、「丸見え肉じゃが」について滔々と述べました。

友達のワカリンから「その性格いいね!わたしはどっちかというと見せたくない派かな」などなど感想までいただき、ご満悦ハッピー。ありがとうございます。

ある日昼休みから帰った際に、上司に「丸見え肉じゃが」の話を持ちかけてみました。

「私、こないだブログあげたんですけど、こういう内容で…」

自分の考えを読まれたくない「フェイクブロッコリー」の小川哲さんと、超目立ちたがりやで自己主張激しい「丸見え肉じゃが」のわたしの話を語りました。(内容を知りたい人は前回のわたしの記事を見てください)

「本当、小川さんとわたしって正反対だなぁって」

すると上司は首を傾げました。

「反対…?俺からしたら、小川さんもハッピーちゃんも同じに見えるけど」

…ええ?

「同じ?どこが?」

「俺の立場としては、たとえ人参玉ねぎジャガイモも買い物かごに入れてレジへ行っても、何も思わない。肉じゃがって思われたらどうしようとか、家庭的って思われるかも、とか。それ以前に『レジの人はさほど俺に興味なんてないし何も思わないだろう』としか思わないな」

…!

新たなパターン!

「俺の友達に独身の人がいて、その人は晩飯の弁当をコンビニで買うことがあるらしいんだけど、一つだけ買って『こいつこの歳で独身なのか』って思われるのが嫌で、三つくらい買うらしい。俺はその話を聞いても、『自意識過剰だろ』としか思わなかったな。ハッピーちゃんも、小川さんも、なぜか『他人が自分に興味がある』前提で考えてるよね」

…確かに!

そう思うとすごく恥ずかしいですね(・・;)

超目立ちたがりの自己主張激しい性格に、さらに「自意識過剰」が加わるという。

い、痛い、痛すぎる私…。

でも、自意識過剰は昔からそうだったように思います。

わたしはTwitterを高一の時からやっています。日々のどうでもいいことをいつも呟いていたのですが…。

「なんか、ハッピーってTwitterと現実のキャラ違うよね」

クラスの男子に指摘され、「エエーッ」となりました。

私は学生時代、おとなしい系列の子でした。仲良しの子の前ではよく話すし明るいけど、教室全体で見ると静かな子だったのです。

それがどうでしょう、Twitterでは芸人のように下ネタや自虐ネタを呟き、狂ったリアクションをする。こんなネタキャラだったっけ?と周りは困惑しつつ、私のことを面白がっていたように思います。

そうすると、私の中でTwitterは「日々のどうでもいいことを呟くこと」から「面白いことを呟く義務」に変わっていきました。いつも決まっていいねをくれるクラスの男子からいいねがもらえなかったら、何がいけないのか真剣に悩み、「次はもっと面白いことを呟かねば」と焦っていました。

結果、どうなるか。

ものすごく精神的に苦しくなりました。

今ならわかります。「それは超自意識過剰だよ」

あの時の私は「普段おとなしい私はTwitterでは楽しく明るい人間で、呟くこともみんながこぞって見てて、いいねをすぐにでも押したくなる、ちょっとした人気者で面白がられている」と本気で思っていました。

まさに、「他人が自分に興味がある」前提で考えていたのです。実際は人気者でもなんでもない、ただのしがない変人にすぎないというのに。

前回「俺だけを見ろ!俺のことだけ考えろ!」と思いながら小説を書くと言いましたが、私は「比べる」性格なのもあって、目立ちたがり屋の自己主張激しい性格と、自意識過剰の性格が表裏一体となっているのかもしれません。

Twitterでどうでもいい自分の思いを吐露し、Twitter芸人になった気になって「わたしは人気者だ、周りと違うんだ、だから、面白いことを呟かないと、じゃないと、みんなから飽きられてしまう」と焦ってましたが、それは「自分は人と比べてみると絶対的に違う」と捉え、勝手に思いが先走っていたのです。他人と違うところなんて実際はそんなにないし、誰も私のことをそんなに考えてないのに、です。

それがこうして、最悪の丸見え肉じゃがの完成となったわけですよ。

自意識を持つことは大事だと思います。しかし、それは「客観的に」自意識を持たなければなんの意味もありません。

私みたいに客観視できてない自意識はただの「最悪の丸見え肉じゃが」で精神の負担にしかなりません。

上司みたいに「レジの人は俺のことなんて気にしてないよ」なんて冷静に客観視できる日は来るのでしょうか。

自意識をもっと上手に扱って、日々の生活に活かしたいです。そのためにも、まずは「自分は自分」と言い聞かせ、比べないようにしながら周りを見渡したいですね。

皆さんも「主観にあふれる自意識による、『最悪の丸見え肉じゃが』」にご注意を。

それでは、さようなら。

 

丸見え肉じゃが

こんにちは、タカハッピーです。

先日、私の尊敬してやまない作家、深緑野分さんのお友達の小川哲さんが、直木賞を受賞されました。

(私は深緑さんとも小川さんとも友達でもなんでもないので悪しからず)

それを記念しての小川さんのエッセイがこちら。

https://www.pen-online.jp/article/012356.html

ここから、ちょっと引用してみます。

 

僕は何度か、特に食べたくもないのにブロッコリーを買ったことがある。僕の中でそのブロッコリーは「フェイクブロッコリー」と呼ばれている。(中略)レジの順番を待ちながら、僕は無性に恥ずかしくなる。このままだとレジの人に「こいつ、いまからカレーをつくるつもりだ」と思われるかもしれないからだ。僕はレジの列から離脱して野菜コーナーへ向かい、ブロッコリーをカゴに加える。(中略)僕はどうやら、自分の意思や意図を他人に読まれることを恥ずかしいと感じてしまうようだ。この癖のせいで、小説を書く時にいつも苦労している。(中略)小説を書いていると、決まった型に吸いこまれそうになることが多々ある。そういう時に、僕の中の「フェイクブロッコリー」が顔を出し、「このままじゃ読者に先読みされるぞ」と囁いてくる。僕は作品にブロッコリーを入れ、しらたきを入れ、生クリームやズッキーニや乾燥ポルチーニ茸や練りわさびを入れているうちに、なにがなんだかわからなくなり、最後にはあんまり売れない本ができあがる。

 

えぇ……。

すごい、としか言いようにない。

あんまり売れない本ができる、と小川さんはおっしゃってますが、小説は読者を裏切ってなんぼだと思います。そして、直木賞を取って結果を残しているのだから、フェイクブロッコリーは十分に機能してるのです。

そして、私自身、小川さんとは全くの反対人間なんだなと改めて気付かされました。

例えば、私は「今日肉じゃがを作るぞ」と思うと、そのまま肉じゃがの材料を買います。そしてそのままレジへ。さらには、こう思うのです。「レジの人、私が肉じゃがを作るのか、カレーを作るのか、どちらなんだろうと推理するんじゃないかな」と。

それだけじゃない。「もしかしたら、この料理、彼氏のために作るって思ってもらえたりして。実際は自分のためだけに作るものだけど、家庭的って思われるかも!!!」と、余計な妄想まで膨らみます。

赤の他人が、自分のことを考えてくれる。それがたとえ誇らしいことでないとしても、自分が相手の人生のページに少しでも切り込みを入れられると思うと、すごくワクワクします。

とにかく、自己主張がしたくてたまらない。

フェイクブロッコリーならぬ、丸見え肉じゃが。

まぁ、ただの目立ちたがり屋ですね。笑

自分の意思や意図を読み取られるのが恥ずかしい小川さんのまさに真逆。自分の内面や恥ずかしさ部分をどんどん発信していきたくてたまらないのです。

私が初めてブログ記事を書いた時も、「ほんとうにお前は女子大生なのか(当時)」と思わせるような、「鼻血が止まらなくて脱脂綿を鼻の穴に詰められた」という、可愛さをまるで感じない人生の汚点のようなもの。

その性格のせいで、小説を書く時も本当に苦労しています。

私はどうしても、自分の書きたいことを読者に知ってもらいたくてたまらなくなり、伏線を張るのが異常に下手。「かがみの孤城」みたいな小説が書きたくて、それぞれ事情を抱えた子どもたちの話を作ろうとしたけれど、途中その小説を読んだ親友のうさぎちゃんに「まだ少ししか進んでないのに、話の中で子どもたちの事情明かすの早くない?」と言われるほど。

俺を見ろ!そして知ってくれ!俺のことを考えろ!頭の中を俺でいっぱいにしてくれ!

そうして全く評価されない小説ができあがる。

これが私なのです。悲しいことに。

(まぁ評価されないのはそれだけが原因じゃないですけどね、たぶん)

そして、わたしはよく「変わってるね」と言われます。周りが皆そういうので「変わってるんだろうなあ」とは思うけど、何が変わってるのか自覚がないので「どこが変わってるの?」といろんな人に聞いてきましたが、皆口を揃えて「言語化できないから真の変人なんだよ」と言います。

「私ってそんなに変人かなぁ」

またもや登場の親友のうさぎちゃんにそう尋ねました。

「変人だね」

「何がおかしいの」

「うーん……確かにハッピーちゃんは奇怪な言動をするわけじゃないんだけど……こうだと思う。普通の人なら『恥ずかしい』って思うようなことでも、ハッピーちゃんは明け透けになんでも語って笑ったり、行動するよね。そういうところが、人から愛されるんだと思うよ」

……!

丸見え肉じゃがの私ですが、そういう部分がおかしくもあり、人から愛されるってこと…?

「心理学で、自分のことをたくさん話すのって、好かれやすくなるらしい。ナントカの定理か法則か名前は忘れたけど、それを学んだ時真っ先に『ハッピーちゃんじゃん!』って思ったもん」

……へ、へぇ〜。

自分では意識したことなかったけど、丸見え肉じゃがの性格が人の心を掴んでいたのか……。

 

私は小川さんのように、あっと驚かせるようなミスリードやフェイクを取り入れられた小説はきっと、書けないと思います。自分の考えていることを、すぐにでも読者に知ってもらいたいから。

でも、自分の綺麗な部分ではない、汚くてドロドロした思いを文に込めて、発信していくことは、できると思います。それがいいとか悪いとかではなく、「私にできること」なのです。

 

どんな自分でも、相手に知ってもらいたい。

私は決して頭も良くなければ、性格も自己中で短気。でも、「こういう残念な人間もいるんだよ」と伝えることはできます。

 

まぁ、もしかするとブログが既にそうかもしれないですけどね笑

 

これからも、丸見え肉じゃがとして、日々文章を綴っていけたらと思います。

 

小説も評価されますように。

 

それでは、さようなら。