現実と鏡、真実と夢の境目がなくなってしまう……
「ふちなしのかがみ」という話の主人公、香奈子は夢の世界に囚われ、おかしくなっていってしまう…
- 作者:辻村 深月
- 発売日: 2012/06/22
- メディア: 文庫
現実と鏡、真実と夢の境目がなくなってしまう……
「ふちなしのかがみ」という話の主人公、香奈子は夢の世界に囚われ、おかしくなっていってしまう…
家族ってなんだろう。
大切でもあるし、鬱陶しくもあるような気がする。自分のことを応援してくれると思いきや、やることなすこと反対されたり。
今回読んだ本を読んで特にそう思った。
こんにちは、タカハッピーです。
こないだ、スーパーで適当に買い物しているとあるものを発見。
白くて長い野菜…そう、大根です。
なんと値段がびっくり、一本98円だったのです。
ハッピー「やっす!」
嬉々として購入。味噌汁に入れる野菜がちょうど欲しかったし、私ったらツイてる〜!
スキップしながら家に帰り、大根を冷蔵庫に入れようとしましたが…
ハッピー「入らん」
デカすぎて入らず。
ハッピー(今もう秋だし常温でもいっか〜…にしてもデカいなこの大根…これ味噌汁に入りきるかしら…)
そう。よくよく考えてみると大根一本まるまる味噌汁に使えるわけがなく。
ハッピー「適当に大根料理作るか〜。助けてリュウジさん〜」
料理研究家のリュウジさんがやってる、レシピのサイトを開き、大根で検索。
大根のレシピがあふれんばかりに出てきました。
ハッピー「どれにしようかな〜!あ、豚バラ大根なんかいいんじゃないかしら!」
中でも簡単そうかつ美味しそうな豚バラ大根に決定。
「よーし!これにしよう。2倍の量作って冷蔵庫に保存しよ。大根…200gだから、かける2で400gあればいいのね。よーし!作るぞー!ところで、この大根何g?」
お菓子作りに使う秤を用意し、大根を上に乗せました。
ハッピー「何gかなぁ…ゔぇっ!!!1170g?!!???」
ででーん!
な、なんと。レシピに書かれてる値の5倍以上の量。
ハッピー「うそん。やばい、豚バラ大根作るつもりが、大根炒め〜豚肉を添えて〜みたいな料理になっちまう。どうしよう〜!助けてうさぎぃ〜!!!」
私は即座に友達のうさぎちゃんにLINE。
ハッピー「大根一本98円で感動して買っちゃった。量多すぎて困ってる」
うさぎ「wwwwwwwwww1本はやばいwwwww 半分でも意外ともて余すのに」
ハッピー「どうしよう…味噌汁に使っても絶対余る…」
うさぎ「大根は冷凍できるよ」
…………!
さすがはうさぎ、天才か。
そこでたてたハッピーの計画
1.大根の半分くらいを豚バラ大根に使う
2.残り半分を3袋に分けて冷凍し、味噌汁作る時に使う
これでなんとかなる!持つべきものは大根ではなく友達。うさぎ愛してるぜ。(突然の告白)
大根の皮を剥き、いちょう切りし…
ハッピー「よし!作るぞー!」
豚バラ大根、いざゆかん。
まずは豚肉を炒め…反面が焼けたくらいに大根をぶち込む。
透明になるまで炒め…調味料をドーン!
ハッピー「よーし、いい匂い…そろそろいいんじゃないかしら」
ここで大根を味見。
ハッピー「いただきます………ん…硬くはないけど歯応えがありますな…もう少し炒めよう…」
しばらくまた炒め…
ハッピー「味見…んん…歯応えまだあるし、味もしみてない…もう少しかしら」
またまた炒め…
ハッピー「そろそろいいやろ…んん…まだ歯応えが…って!これいつまで続けんの!いつになったら大根炒まるの!豚肉が焦げるわ!」
イライラしながら弱火にし、じっくり炒めることに。
イヤフォンをはめ、「この曲が終わる頃に味見しよ…」と気分が上がるように自分なりに努力。(泣けるな)
そうしてしばらくし…
ハッピー「おっ、大根もいい感じに味染みてるし、硬さもよき!よし、やっとできたー!」
それがこちら。
やっとできた…やったよ…美味しそう…我が人生悔いなし…(大袈裟)
机の上に並べて…
大根炒めながら作った人参の味噌汁と炊いたご飯をよそって…
いただきまーす!
ハッピー「…!美味しい!さすがリュウジさん…!天才だ…!」
ちょうどいい塩加減と甘さ、もう言うことなしのおいしさでしたね。
ハッピー「写真にとってお母さんにも見せよう!今日の晩ご飯、豚バラ大根っと!」
LINEで送信し、しばらくすると既読。
豚バラ大根、頑張って作ったから褒めてくれるかしら。ふふふ…
と思っていた時でした。
母「みかん美味しそうね」
おおっ、早速褒めてくれたぞ。
みかん美味しそうね…か。
………
んん?
「みかん美味しそうね」?
ハッピー「私…みかん作ってないですけど………………」
私が作ったのは豚バラ大根!NOTみかん!I'm not みかん農家!!!!!
味噌汁や白米を褒めるならまだわかる!私が手を加えてるから!でもみかんて!ただスーパーで買っただけですけど!!!!!!
速攻友達のうさぎに報告。
ハッピー「豚バラ大根って言ったのに、母の言葉は『みかん美味しそうね』って。どういうことや」
うさぎ「唯一手を全く入れていないみかんを誉める母wwwwww」
ハッピー「おかしすぎるでしょ。せめて味噌汁とかご飯でしょ」
うさぎ「いや、白ご飯おいしそうだねっていわれてもだいぶ戸惑うけどね笑 え、しばらく白米食べれてないんですか??ってなる( ^∀^)」
……………。
た し か に。
戦時中の人ですかってなるな。いくら私が炊いたと言っても白米指摘したらよほどの白米マイスターだよ。
うさぎ「そう考えるとしばらくみかんを食べてないハッピー母はみかんが食べたくなって美味しそうに見えたのかもねw」
な る ほ ど
最近みかん食べてないだろうし、みかん食べたかったのかもしれない…豚バラ大根より魅力に感じたのか…
ハッピー、みかんに完敗。(悲しいなぁ)
皆さんは食料を買いすぎて困ったことはないですか?そういう時は冷凍できるか調べて保存に限りますね。料理に困ればリュウジさんのサイトやクックパッドが助けてくれます。(便利な世の中だなぁ)
私は一人暮らしに見合う量の材料を買い、みかんより魅力的な料理が作れるように頑張ります!
それでは、さようなら。
こんにちは、タカハッピーです。
私は本当にいい職場に恵まれ、毎日が楽しいです。
まず同期が面白い人ばかり。
同期1「ハッピー、どこの国の人間やったっけ?」
ハッピー「…?」
ん、、、んん?
どこの国って…
ハッピー「日本だけど…」
同期2「お前ハッピー王国の人間なんやろ」
同期1「そうか。ハッピーターンの国の人間って」
ハッピー「ああ。そそ。私ハッピー王国の王女なの」
そうです。私は高校の頃から「私、ハッピー王国の王女で、ターン王子(ハッピーターンのマスコットキャラ)と結婚してる」だなんだ言っていました。同じハッピーとしてハッピーターンについて勉強しまくってたという涙ぐましい努力の塊なのです(?)
ハッピー「ハッピー王国はみんながハッピーな素敵な国なの」
同期1「やば…」
同期2「もうヤバさしかない…」
ハッピー「なんだと!ヤバくなんかない!みんな幸せ!ハッピー!」
同期1「いやどう考えてもやばいだろ…」
同期2「終わりや…」
なんだよ!ヤバくなんかないぞ!みんな幸せなんていいことじゃないか!
とまぁ楽しい同期からいじられまくってるわけです。笑
そんなある日のこと。
お昼休み、休憩室にいくとその日は同期たちがおらず、一人で弁当を食べてました。休憩時間がズレるのはよくあることなので、気長に待つかーとボーッと食べること10〜15分。
同期1「やほ!今日はハッピー一人?」
ハッピー「うん。同期2と同期3はまだみたい」
同期1「へー」
同期1は保険のお姉さんからもらったチラシを机の上に置き、弁当を広げました。
ハッピー「んー!お、私1位だ!いえーい」
同期1「あ、星座占い?チラシに書いてあるやつね。俺は何位かなぁ。5位か。ふつー」
ハッピー「結果がいい時だけ信じちゃうんだよねー。占い!」
同期1「まぁそうだよねー」
そう話していると、同期1は驚きの言葉を口にしたのです。
同期1「ねぇ、ハッピーって、何星人?」
ハッピー「…?」
……………???????????
な に 星 人…?
こりゃまた唐突だな。さっきまで占いの話してたのに、「ハッピー何の国の人?」みたいなフリを今してきてのかよ。星座→ハッピー星人みたいってこと?いじられの天才タカハッピー、ここでも突然のハッピーワールドを繰り出させるわけな。よし、ハッピー星人って答えるしかないなここは。
ハッピー「ふふ。私はハッピー星のハッピー王国から来た人間よ」
ドヤっとキメ顔。よし、決まった。さぁ、「やば…」「なんなんマジで…」と言いやがれ同期1よ…!
と期待してると…
同期1「ん…?」
首を傾げ、言葉を失ってる様子。
あれ?聞こえなかったのかしら。ドヤ顔したのに恥ずかしいわ。この!
ハッピー「ハッピー星人なのよ私」
もう一度キメ顔。よし、いじれよ同期よ!
同期1「…いやそうじゃなくて。占いの、何星人かってこと。火星人とか水星人とか、そういうやつ」
ハッピー「」
え!めちゃくちゃ恥ずかしい!キャラ作りに没頭するあまり「私ハッピー星人なの」とか聞かれてもないこと答える私やば…!
どんなハッピーなやつだよ!本当の意味でのハッピー星人じゃないか!嫌すぎるわそんなの!ヒェー!
これからはハッピーを意識しすぎないようにします……
とこんなことがあったわけで。笑
同期も皆楽しい人ばかりですが、上司もめちゃくちゃ優しいのです。
上司1「ハッピーちゃん、可愛いね〜」
上司2「可愛いから仕事やってあげる!」
上司3「可愛い可愛い」
皆から可愛がられまくり、「私…もしかして…可愛い…?!」と錯覚を起こすほど。
今日も書類の処理をしている時、ちょうど隣の課の上司に聞く用ができました。
ハッピー「すみません、上司1さん、ちょっと書類のことで聞きたいことがあるのですが」
上司1「あー、、、今かしら」
ハッピー「あっ、急ぎではないので、用が済んでからでいいです」
上司1「あら、ほんと。ちょうど自販機行こうと思って。」
ハッピー「どうぞ自販機に行ってください」
上司「ありがとう!あまりにハッピーちゃんが可愛すぎて…」
ハッピー「!!!!!」
可愛い…ここでも言われた可愛い…
そう、私は可愛い…可愛い!!!なんていい言葉!!!お世辞と分かっていても嬉しいし元気になる!
ハッピー「えー///ありがとうございますー!!!(//∇//)嬉しいですー」
モジモジしながらフフッと笑う私。
すると、上司1は…
上司1「…? なんで照れてるの?」
首を傾げる上司1。
そりゃ可愛いって言われたら照れますよー!そう言おうと思っていたところでした。
上司1「…私、あまりに喉が乾きすぎてって言ったんだけど…………どこに照れるところが………」
ハッピー「」
あまりに喉が乾きすぎて
→あまりにハッピーちゃんが可愛すぎて
どんな聞き間違い…!
え!可愛いって言われすぎて自分のこと可愛いって思ってたってこと…!可愛いと自意識過剰並に思ってたみたいな…!
友達「うちの犬、可愛いね〜って毎日言ってたから、可愛いって言ったら反応するようになっちゃって」
💡もしかして→ハッピー、犬と同じ
穴があったら入りたいぃぃぃぃぃ!!!!
私は犬!!!!可愛いが名前と思ってる犬!!!可愛いといえば私みたいに思ってしまったぁぁぁ!!!
まさに、ハッピーな思考回路。
それほどに可愛がられてるという意味では、ありがたいことなのですがね。
楽しい社会人生活。もうすぐ半年が経とうとしてます。これからは「何星人?」と聞かれたら「ハッピー星人」と答えずちゃんと占いの星を答え、「可愛い」に過剰反応しないよう頑張ります。
皆さんも、日々頑張ってくださいね。
それでは、さようなら。
この人、本当に自分が悪いだなんて少しも思ってない。
悪いのはアイツだ、の一点張りだ。
「噛みあわない会話と、ある過去について」の本はそんな人物が登場する。
感想文、書いてみなよ!あいこの書く感想文読んでみたいな。
私はたしかにそう友達に言った。
私はブログを書くことを趣味とし、特に最近は読書感想文をよく書く。読書感想文は夏休みの嫌な課題として片付けられがちだ。しかし、私にとって読書感想文は、自分のことを見つめられる上感受性や文章力をあげられる、とてもいい機会だと思っている。
中高同じだった友達…あいこは、私の憧れだった。
中学生になりたての私は今よりずっと自分に酔っていた。勉強もできる方だったし、作文にも自信があった。人間関係に悩むこともなく、毎日が楽しかった。
…吹奏楽部に入るまでは。
私は「中学の時美術部だった」とブログに記しているし、そう言っている。しかし本当はちがう。私は最初吹奏楽部に入っていた。あんまりこの時のことは思い出したくない上、部活を辞めたことはとてもコンプレックスなので隠していたが、この際だから書いた。簡単に言うと先輩たちと折り合いがつかなかった。胸ぐらを掴まれ怒鳴られたり、4〜5人の先輩たちに囲まれ「お前なんかいらないから部活やめたら?」と何度も言われた。親が高い楽器を買ってくれたから辞めたくても辞められず、毎晩部屋で泣いていた。次第に朝起きて学校に行く気がなくなり、朝練にも遅刻しがちになった。後輩が下積みとしてやるトイレ掃除の時間も先輩に捕まり難癖つけられていたため、しだいに同級生からも嫌われ、気がつくと一人だった。
死にたかった。
なんでうまくいかなくなったんだろう。頑張ったつもりだったのにな。
自分で自分が憎くかった。みんなから外される理由はちゃんとあるはずで、普通になれない自分が嫌いだった。
それでも遅刻はしたけれどなんとか部活には行った。みんなから無視され、クスクス笑われても行ってやるんだと意地になっていた。
でも、ある日限界が来てしまう。
「ハッピー、私のリード取ってる?」
部員が楽器に使う道具がなくなると言った。
そんな意図はなかったかもしれない。でも私はそれを「盗んでる」と思われた、なんて感じた。
それだけが原因ではないけど、もう限界だった。
高い楽器を買ってくれた親には申し訳ないけど部活を辞めた。無理だった。耐えられなかった。
そうして美術部に入った。絵を描くことは嫌いではなかったし、心機一転頑張るぞ!と思っていた。
…けれど美術部に入ってからも人間関係には悩まされていた。
私は「元々違う部活にいたけどうまくいかなくて美術部に入りました」グループに所属していた。いつもそのグループのリーダー的存在の子の機嫌をとり、ハブられないようにその子の言うことを聞いていた。
その子に嫌われたくなくて部活の顧問に反抗的な態度もとった。次第にその顧問だけではなく先生たちからも嫌われて、成績も下がっていった。
学校のどこにいても息苦しかった。私の中で世界は中学校そのものだった。一人になりたくなくて頑張っているのに、気がついたら周りに私の味方はいなかった。同級生、部員、先生までも私のことを嫌っているように感じた。部活を一年でやめてしまったことも親に本当に申し訳なくて、普通に部活を3年間やって、友達がいて、先輩や先生とも仲良くできる人が心の底から羨ましかった。
あいこは、そんな私と対極的な人間だった。
3年間美術部を全うし、さらにはみんなの投票で部長をやっていた。いつも周りには「あいこあいこ!」と人が集まり、先生からの信頼も厚かった。頭も良くて、私より成績が上だった。特に文才に長けてて、読書感想文は常に賞に入っていたように思う。
私は彼女になりたかった。
昼休み誰とも話さず勉強していたのに、成績があいこより下なこと。何ヶ月も前から構想を練ったのに読書感想文もあいこの方が上だったこと。一年で吹奏楽部を辞め、途中で入った美術部もうまくいかない私と、みんなの投票で部長になったあいこ。
「知ってる?あいこって生花と習字をすごく小さい時からやってるんだよ」
「あいこのお母さん、帰国子女なんだって」
ああ…と思い知る。
私と彼女は何もかも違いすぎる。何もかも違うのだ。もう生まれた時から決まっていたのだと確信した。私はもともと皆から嫌われる何の長所もない人間で、あいこは何でもできるすごい人間なのだと。
だから、あいこが「かがみの孤城」を読んで途中で苦しくなっていたなんて、想像もつかなかった。
「普通」に憧れた私へ ―「かがみの孤城」を読んで― - aikoya0801’s blog https://t.co/3tbIeqX5KE
— あいこ (@aikoya_0801) 2020年9月16日
本題 です
「かがみの孤城」は私が勧めたし、読書感想文を書くように言ったのも私だ。
私の何倍も文才があって頭のいいあいこが、この本を読んだらどう感じてどう文章を書いてくれるのか、読んでみたかった。
私は高校では息苦しさを感じることはあまりなかった。一部の人から嫌われることはあっても、「友達」と呼べる人はいたし、部活を途中で辞めることもなかった。家にいるより学校で過ごす方が楽しかったし、充実していた。
あいことは同じ高校だけれど、3年間クラスが違った上、部活も異なっていたからほとんど会う機会はなかった。
学校に行けてない、という話はTwitterで把握していたけれど、それはもともと体が弱いせいだし、そんなもんかと勝手に思っていた。
『学校に行けば自分が求める「普通」がそこにあって、この足さえ動かせば手が届くのだ。それなのに、説明のつかない対人恐怖感に苛まれて体は動かず、ただただ時間が早く過ぎてくれと祈りながら暗い場所で隠れていた』
あいこは「学校に行けない」ことを苦しみ、普通になることに憧れていたのだ。
驚いた。だって、あいこは人望もあって頭も良くてキラキラ輝いていた。私からするとあいこは「普通」だったし、まさかかがみの孤城を読んで苦しくなるだなんて思ってもみなかった。
私はいろんな人に「かがみの孤城」を勧めたが、皆が口にした「感動した」という感想をインテリっぽく語ってくれるだろうと勝手に思っていた。それが、彼女は胸を痛め、自分のことように苦しみ、もがきながら読んでくれたのだ。
『「普通」って何なんだろう。いつからか求めていたものは、改めて考えるとすごく曖昧で空虚だ。きちんと社会活動に参加している身近な人のことを漠然と「普通」とカテゴライズしていたけれど、私の周りにはそうであっても家庭環境が複雑だったり自分の特性との向き合い方を模索していたり苦労を抱える人はたくさんいるし、それぞれが違う。毎日起こることすべてが良いことで幸せだ、なんて人は多分いない。私が渇望した「普通」はもしかしたら私が知らぬ間に作り上げた「理想」だったのかもしれない』
この部分を読んで、ああ…と納得した。
私は中学のころ、普通になれなくて悩んでいた。私の言う「普通」は、部活をちゃんと3年間やって、友達と呼べる人がたくさんいて、先生からも信頼されてる、そんな人。でもこれって、結局は「私の理想」でしかない。私の理想そのものだったあいこも、自分の生まれた環境を呪い、高校の時はうまく学校に行けないことに心身を蝕まれていた。
もしかすると、「普通」であることを望んでいるあいこは「ハッピーさんは普通だよ」なんて言うかもしれない。私自身は、自分のことを普通だなんて思ったことなどないけれど。
きっと誰もが人間関係に悩み、家庭の事情を抱え、「普通」という理想を願っているのだと思う。あいこの感想文を読んでそれを強く感じた。
『「普通」なんてどこにもなくて、きっと誰もが「特別」な人生を送っている』
本当にそうだ。
私もあいこも、このブログ記事を読んでくれたあなたも、きっと普通ではなくて特別な人生を送っているのだと思う。
私は今でも中学の頃の出来事を思い出すと苦しくなるけれど、きっとそれも特別な人生と呼べる一部なのかもしれない。
『もう少し毎日に潜む奇跡を信じてみたい。一生かけても見渡せないほど世界は広いし、敵もいるけど味方もたくさんいる。それに気づいたらどこへだって行ける』
そう、私たちはどこへだって行ける。
これから先何が起こるかわからない。それを楽しみながら生きていきたい。
こんにちは、タカハッピーです。
今日はこんな本を読み終わりました。
それがこちら。