幸せなら手を叩こう

思ったことを徒然なるままに

夢から目覚めて

「お~いハッピー!こっちだぞ~!」

「元太くん待って~!」

まん丸い体に三角頭。野太い眉毛につぶらな瞳。そう、彼の名前は小嶋元太。優しくて力強い彼に改めて愛しさがこみあげてくる。

「あははあはは」

「きゃっ!冷た~い!」

 川の水面は太陽の光を反射して銀の粒子が散りばめられている。元太は手で水を掬い、私に投げつける。水が何度も跳ね上がり、まるで生き物のよう。

「それっ」

「おいやったな~!」

ばしゃっ

・・・・・

「はっ」

 目を開けるとそこは見知った天井だった。周りには大好きな漫画、本、カバン・・・。当然世界が変わり、戸惑う。見知った天井・・。いや、見知った天井というより

「私の部屋やんけ」

そう、すべては夢だったのだ。愛しの元太も、キラキラした川の水面も、すべて夢の世界だったのだ。

「今何時・・?・・・・20分っっ?!?!?」

今日は9:00から一限がある。ただいま7:20。通学に一時間半かかる私には、その時刻は死の宣告に近かった。

「ああああ~っ!!!」

布団をはねのけ飛び起き、急いで洗面所に行き、コンタクトを目に入れた。今日に限って手が震える。ああ、コンタクトよ、早く入れ、入るんだ。

BBクリームを取り出し、顔に塗りたくる。化粧も今日は適当でいいだろう。髪の毛にクリームがつくが、そんなことに気をかけている時間はない。ああ、元太との川遊びデートのせいでこんなことになるなんて。はやく、はやく・・・。

今何時なのだろう。7:30に出れば間に合う。さあ、時計よ時計、今何時ですか?

洗面所の時計を見た。そこには「6:27」と記されてあった。

6:27・・・・・6:27?

そう。まだ6:27だったのだ。私は6:20に目覚めたのである。

「なんだ見間違いかよ~」

私は気が抜け、がくりと足が折れ、そのまま床に寝そべった。

・・・・・・

・・・・・・

こんにちは、タカハッピーです。

普段から遅刻魔なので今日も遅刻かと思って焦りました。それに夢から急にパチッと目覚めたのでこれは絶対遅刻のやつだと自分で決めつけてました。

というか夢・・・

なんで元太なんだよ!!!

元太くんは名探偵コナンに出てくる小学一年生の男の子です。が、特段イケメンでもかっこいいキャラでもありません。

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こんなやつ。

どちらかというと服部平次怪盗キッド、100歩譲って工藤新一の夢が見たかった!!!(オタク顔)

しかし夢の中の私は元太にデレデレでした。謎すぎる・・・。

あと久々に早起きしたのに、そのあと和室で横になったので結局いつもと変わらない時間、遅刻ぎりぎりになりました。

だってもっと寝たかったんだも~ん!

でも一限の授業は毎回爆睡してしまうのでそこで寝るというのは本当に意味がないんですけどね。(いやそういう問題か?)

ああ・・・。まともな人間になりた~い!

みなさんも、ぎりぎりにならないように時間には気を付けてくださいね。

それでは、さようなら。