幸せなら手を叩こう

思ったことを徒然なるままに

お久しぶりです。

こんにちは。タカハッピーです。

お久しぶりです。三ヶ月くらいブログを放置していました。

書きたい、とは思っていました。けれど社会人生活が忙しくてそれどころではなかっ………たわけではありません。

むしろ、社会人生活、無茶苦茶楽しいです。

まず、はじめての一人暮らしがスタートしました。絶対に一人暮らしなんかしたくなかった私ですが、意外と毎朝起きて仕事に行けてます。何をしても文句を言われない。私の生活リズムが世界の軸。家族は関係ない。テレビを何時まで見てようが、風呂を専用してようが、友達と23:00まで通話してようが…

許される。

絶対的なフリーダムを手に入れ、私は毎日を楽しんでました。ああ、最高。ずっとこんな日々を過ごしたかったんだ…

仕事の方もとても充実しています。まず、上司がめちゃくちゃに優しい。

「ハッピーちゃん、よく頑張ったね。お菓子をあげよう」

「ハッピーちゃん、15:00だし、ちょっと休憩しなよ」

職場の居心地の良さにびっくり。病院で働いていたとき「ねぇやる気ある?やる気ないなら帰れば?」「できないなら何もしなくていいよ」と怒鳴り散らかされてたのが嘘みたいに。

同期と気が合うかも不安でしたが、毎日お昼休みにご飯を一緒に食べて仲良くさせてもらっています。

私、この市役所に来て本当によかった。適当に申し込んでなんとなく受けたところだけど、こんなにみんなから優しくされて、毎日が楽しい。

もちろん、私は仕事があまりできないポンコツ人間なので迷惑かけることも多々あります。慣れない電話や窓口対応に手間取るこどあります。今はしてないけどこれから大の苦手の車の運転をする日もくるでしょう。

でも、それ以上に日々が充実しています。精神状態もすこぶる良好で、もっともっとこの市役所の役に立てる人間になりたいと思っています。

「じゃあ、そんなに楽しくて最高ならブログ書けばいいじゃん」

そんな声が聞こえてきそうです。

書こうと思えば書けました。でも、書きませんでした。

なぜか。

もう何から書けばいいか全然わからなくなったのです。

私はまず、卒業式について書こうと思っていました。卒業式、友達に久々に会ってとても楽しかった。ゼミのみんなや先生と写真をとり、入院しているおばあちゃんのもとにいって袴姿を見せることができた。おばあちゃんと談笑した後は友達と居酒屋で飲み明かしたし、いい思い出だったなぁと。

本当に人生における晴れ舞台でした。袴を着るのはこれで最後だろうし、縮小という形はとれど、卒業式をおこなってくれた大学には本当に感謝…

でした。

しかし、事件は起こります。

「○○大学の卒業生、コロナ感染」

なんと、卒業式に出席した学生にコロナに感染した人が出たのです。

ネット上はコロナに感染した卒業生と我が大学に向けて誹謗中傷が殺到しました。海外旅行に行った後卒業式参加とか頭悪すぎ。バイオテロ。どんな偏差値の低い大学だよ…など。

普段なんとなく見ていたサイトの口汚い言葉が初めて自分に向かってぶつかってきている気がしました。ただ悲しくなりました。私は悪いことをしたわけではないのに、なんでこんなこと言われなきゃいけないんだろう、と。

そしてそれだけではありません。卒業式をコロナ感染者と同席したために、4/6まで自宅待機、一切外に出ることを禁じられてしまったのです。

これが本当に辛かった。同期はみな4/1から研修を受けている中、自分1人だけ受けることができず、ただ何かをすることもなく家にいないといけなかったのです。

仕事をするということは大変なことだろう。最初のスタートが遅れてしまったら、仕事についていけないんじゃないか。いや、そもそも同期と馴染むことも無理なんじゃないか。私の謹慎が解けるころにはもう同期の輪ができて、入る隙間もないんじゃないか。

ただ、イライラしました。私が海外旅行に行ったわけでもないのにどうしてこんな仕打ちを受けないといけないのか。

Twitterでひたすら八つ当たりました。本当に迷惑だ、なんで私はこんな思いをしないといけないんだ。ありえない。無理。

言語化すると少し楽になりました。しかし、しばらくすると大学の友達から連絡がきました。

「気持ちはわかるけど、そんなことTwitterで呟くべきじゃないと思う」

「ハッピー自身のためにもそんなこと言わないで」

誰も私のTwitterなんか見てないと思っていたのに意外と見られてるんだなー、そうかそうかごめんごめんとツイートを削除。

しかし気持ちはモヤモヤしたままでした。

「悪いことをしたわけじゃないのに」

「謹慎させられてるのは事実なのに」

どうしてもその思いが強く濃く残っていたのです。

そんな中、することもなかったのでまたTwitterを開きました。すると高校の友達いちこがあることを呟いていたのです。

それはこうでした。

「コロナ感染者に対して誹謗中傷をするべきではない」

見た瞬間、ドキッとしました。そのツイートは非常に長文で、こんなことが書かれていました。

「あなたはたまたま感染しなかっただけなのではないか。本当にその人に対し文句が言える立場なのか」

「私は卒業旅行、卒業式に行く予定だったが全てキャンセルした。大事を取るためだ。ネットで悪口を書いてる人は、全く外出をせず、コロナの対策をしっかりとしていたのか。ちゃんとするべきことをしていたのか。きっとそうではないだろう。運がよかっただけだ。たまたま、その人が感染しただけなのにその人を叩くのはおかしいのではないか」

これを読んで私は心にブスッと矢が刺さったような気になりました。

私は卒業式に参加する前、旅行にもたくさん行きました。大阪、沖縄、島根。親に「コロナが危ないから」と言われても「少々大丈夫やろ」と無視して行ってました。社会人になったら旅行なんてできないし、今のうちに行っとこうと行ったのです。海外旅行ではないけれど、私はコロナのために万全な準備どころか、むしろ感染しに行ってるようなものです。

そう、たまたま。運が良く、かからなかっただけ。

卒業式にも参加しました。友達とはしゃいで写真をとり、おばあちゃんに会いに行き、挙げ句の果てには居酒屋で飲み明かしました。

いちこの言う通り、私はTwitterで八つ当たりする権利なんて一つもなかったのです。

たしかにこのご時世で海外旅行に行くのはいいこととは言えないでしょう。でも、それに対して文句言う権利はないのだ、そう思えたのです。

そうなると、なんだか卒業式のことをブログに書くのが阻まれました。八つ当たりする権利はないとわかったし、こんなご時世の中「卒業式楽しかった」と書くのもなんだかおかしい気がして、そのままになっていたのです。

「そろそろ仕事のことをネタにブログ書こうかな」と思いながらも「いやでもまずは卒業式のことを書かなければ、節目だし」「いやでもどう書けばいいんだ」と悩み…

放置というわけです。笑

でも、やっぱりブログ書きたい。私の趣味の一つだ。書こう。

そう思い、今回筆を取ったわけです。

卒業式については結局このような形で書くことになりましたが、このご時世、仕方ないと思います。思いたいです。悪いのはコロナウイルス。人ではないのですから。言い訳ではありますが。笑

少しずつ日常は戻りつつありますが、これからも手洗いうがいマスクを意識して過ごしたいです。

皆さんもご自愛ください。

それでは、さようなら。