幸せなら手を叩こう

思ったことを徒然なるままに

狸と上司と私

こんにちは、タカハッピーです。

突然ですが、「信楽」といえば皆さん何を思い浮かべますか?

やはり、、、、焼き物ですよね。

私は信楽といえば、お腹がぷっくり出て酒瓶を持ってる狸の焼き物を思い浮かべます。

それは職場の人も同じでした。

上司「信楽焼の狸、いいよな。私あれすごく欲しいんだよ〜」

ぬぬっ。ほ、欲しい…欲しいのか…

私の上司はとても狸が大好き。名刺にも信楽焼きの狸の画像をつけており、机の上には信楽焼きの狸のミニフィギュアが大量に飾ってあります。

私は入庁したてのころ、「上司さん!狸好きなんですか?なんか禍々しいですね!」と思わず失言してしまったほど、狸愛(信楽焼きの)に満ちているのです。

(ちなみに禍々しいと言ったあと『あ"ぁ?』と言われてしまったけれどたぶん許してくれたはず。たぶん。)


上司「私、2メートルくらいの信楽焼きの狸が欲しくてさ〜」

先輩「に、にめーとる」

ハッピー(そんなデカイ狸買ってどうするんだろう…)

先輩「値段はいくらするんですか?」

上司「60万くらいなんだけど」

ハッピー&先輩「¥600000…?!」

60万の、2メートルの狸?!?!

何がいいのかさっぱりわからん!!!

そんなもの家に置いてなんになるのって話ですし、馬鹿高いし、メリットあるんですか?!という感想しかわかない…

ハッピー「クラリネットが2本買えますね…」

上司「え!クラリネット高っ」

いやいやいや。

狸の方が高いですから〜残念っ!!!(古すぎる)

上司「クラリネットなんてあんな細い楽器のくせに30万もすんの?高すぎる」

ハッピー「いやいやいや、クラリネットは実用性があるけど狸は何にもないじゃないですか、それでいて60万はやばすぎる」

上司「ハッピーちゃん、私の奥さんと同じ考え方するね…私の奥さんも狸の置物いらないっていうんだよ」

…そりゃそうでしょうね。

2メートル超えの狸が家にいるなんて怖すぎるし、値段も怖すぎるし、いいことなんてたぶんない…

上司「私の奥さん、家を建てたら2メートル狸買ってもいいよって言ってくれたから、めちゃくちゃ楽しみにして家建てたけど、結局難癖つけられて買うのを許可してくれなかったんだよ…」

ハッピー(そりゃそうでしょうね)

上司「で、折衷案として狸の傘立てを買ったんだ…穴に傘を入れて使ってるんだけど…私はそれで納得してない。2メートル狸がほしい」

…なぜそんなに2メートル狸にこだわるのだろう。

確かに何かに執着する気持ちはわからなくもはないです。私は山口県では希少価値のカープファンであり、「弱いのに何がいいの?」とよく言われたものです。

それを考慮しても…何がいいの…?と口が動いてしまいます。

上司「考えてみて。クラリネットは毎回手入れしないと錆びるし、使い物にならなくなるけど、狸はそんな手入れしなくても立派だし、そこにあるだけで壮観だよ」

ハッピー「まぁ確かにクラリネットは手入れ大変とは思いますが…」

上司「しかも、狸は300年もつんだよ?300年で60万。こんなに安いことはない!」

先輩「300年…すごいです!」

ハッピー「すごいかもしれませんが……300年って…もう私たち死んでて意味ないのでは………」

先輩「確かに…(小声)」

子孫に「狸だよ」と置物を相続するとして。絶対「え、、なにこれ」となるのは間違いないでしょう……

ハッピー「私は…クラリネットの方が実用性があっていいと思います…」

上司「うぅん…」

例え300年もち、置いてあるだけで壮観だとしても…

いらんだろそんなもの!(大声)

上司「実用性がないって言うけど、実用性あるのもあるんだよ?酒瓶の中に実際に酒を入れられるのもあるし、背中の穴に物も入れられたりするんだ」

先輩「へぇ〜…」

上司「私は今それで奥さんを口説いてる…何がなんでも2メートル狸が欲しいから…実用性もあると言ってるんだけどね」

いやいや。

例え物が穴から入れられても、酒が入れられても…

いらんだろそんなもの!(二度目)

先輩「小さいのだったらいいんじゃないですか?小さな狸」

上司「うちの奥さんも最初はそう言ってたんだよ。小さいのならいいって。だから私集めてたんだ。でも少し多くなったらダメって言い出して…」

ハッピー「何体あるんですか?」

上司「そんなないよ…えっと(指を折って数え出す)…20体くらいかな?」

ハッピー「多!!!!」

多すぎる!2〜3体部屋に飾るとかならわかるけど…20体も狸を飾るってどうなってるんだ!!!

上司「多くないよ〜小さいし」

ハッピー(この狸の何がそんなに上司さんを惹きつけてるんだ…?)

上司「ハッピーちゃんは私の狸に理解してくれそうにないね…」

ハッピー「'`,、('∀`) '`,、」

狸と上司と私。みんな違ってみんないい。と思いたいですが…


2メートル狸欲しさやミニ狸収集の良さは一生かかっても理解できない気がします…


信楽焼き狸を買うくらいなら、もっと他のものに金使いたいです…


というのが私の感想ですが、皆さんはどうでしょうか。

「2メートル狸自分も欲しい!」「ミニ狸自分も集めてる!」という方は教えてください。上司さんに伝えますので…笑

それでは、さようなら。