幸せなら手を叩こう

思ったことを徒然なるままに

仲良し教授

みなさんこんにちは、タカハッピーです。

私はあまりをテレビを見ず、家でゲームしたりする日々を過ごしているのですが…

大河ドラマだけは見るようにしています!(キリッ)

理由としては、歴史(脚色されてるけど流れとして)を学ぶのは大切だと思っているし、何かしらのドラマを追いたいという謎精神がありまして。

去年の「どうする家康」も、いろんな意見はあれど、私は好きでした。家康の波瀾万丈な人生や、天下を制したすごい人というより、自分の弱みを知り、家臣から発破をかけられ奮闘する、人間味のある家康が面白かったです。

今年の大河ドラマは「光る君へ」。

去年の作品とはテイストが全く違いますが、ラブコメでこれもなかなか面白いです、まだ序盤だけど笑笑

紫式部が主人公の今作ですが、大学で枕草子源氏物語を学んだ身としてはウキウキします。

源氏物語を専門としていた教授は、今年の大河ドラマは見てるんだろうか……たくさん文句言ってそう……「こんなの紫式部じゃない!」みたいな。

私は源氏物語を専門としていた古典の教授と、なぜか仲良しでした。

「なぜか」に引っかかる人もいるかもしれません。

悪い人ではないのです。授業もとっても面白く、古典大嫌いな私も古典が好きになるような授業でした。

ただ……ものすごく気が強いというか……一言でいうと「怖い」先生でした。

和歌の発表をする授業の時。同級生が、和歌の単語の意味や歴史を調べ、一生懸命に発表していました。

決して、変な発表ではありませんでした。

すると。

「何今の発表。やる気あるの?その発表を私の授業でしないでほしいんだけど」

その後もくどくどと怒り、同級生は顔を真っ青にし、ついには履修を取り消ししました。

「こわっっっ」

ストイックすぎる姿勢に、皆が恐れていました。私も例にも漏れず、「嫌われたら一巻の終わりや」と怯えていました。

ある日のこと。その教授が枕草子の授業をしてきた時でした。

清少納言は○○の息子、☆☆ととても仲良しでした」

清少納言は☆☆と仲良しで近年の研究までは恋仲とされていたけど違う可能性があるなど色々言っていましたが……

私は全く耳に入っていませんでした。

「○○って…初恋の男の子の名前に激似の、百人一首の歌仙じゃん!」

もうそれしか頭になかったのです(煩悩)

授業終わり、すぐさま教授の元へ行きました。

「先生、○○って、あの歌を詠んでる百人一首の歌仙ですよね!」

「え、う、うん、そうだけど…どうしたの急に……」

「私の初恋の男の子も○○なんです!」

途端にいつも厳しい表情をニヤリとさせ、「そうなの」という教授。

そこからでした。

「あ!先生こんにちはー!」

「ハッピーさんこんにちは♪」

食堂で出会えば一緒にランチをし……(なぜ)

「こないだ源氏物語のレポートが難しくて…」

「そうなの」

電車の中で出会えば課題の話をし……(なぜ)

自分でもよくわからないけどとても気に入られる(?)ようになったのです。

ある日。源氏物語の授業を受けている時でした。六条御息所についてやっていました。

六条御息所は身分が高いのに、年下の男に相手にされず、沼に落ちていく。プライドが高いのにズタズタです。--私は、六条御息所の気持ちがとてもよくわかります。何を、とは言いませんが。こんなに好きなのに、狂っていくのです」

………なんだか、昔に大恋愛をしたのでしょうか( ´ ▽ ` )

と言いながらも、私も六条御息所が自分と被っているところがありまして笑

(前回のブログ記事「ハッピーの場合」参照)

授業後の感想に「私も六条御息所の気持ちがわかります。何を、とは言わないけど」と書きました。

すると、その感想にコメントが書いてありました。

 

「今度、一緒にお話ししましょうね♡」

 

エエーッ(O_O)

 

「何今の発表。やる気あるの?その発表を私の授業でしないでほしいんだけど」

 

これを言った人と同じと誰が思うでしょうか。

たぶん、教授にはきっと壮絶な恋愛経験があり、明け透けに初恋と話す私に親近感が湧いたのかもしれません。

でも、いい先生なので、ランチするのもお話しするのも実は楽しかったです笑

「ハッピー…あの教授とランチするの、すごいね…」

「怖くない…?尊敬するよ…」

皆からは謎の視線を受けてましたが笑笑

古典の教授は今も元気にしているのでしょうか。

恋愛の話をじっくりしたことはなかったけど、次会う時には酒を片手に語り合ってもいいかもしれませんね。

それでは、さようなら。