幸せなら手を叩こう

思ったことを徒然なるままに

2200円

こんにちは、タカハッピーです。

今日は某企業のSPIの試験がありました。

11:00に予約したから、新幹線を一本早いやつで出発して、広島に着いたらマックで時間を潰して、しばらくしてから会場に向かおう。

と計画を立てていたのですが…

「9:00!ヒィ!間に合わないよー!」

計画が崩れかかるほどの寝坊…

「お父さん、お願いします連れて行ってください」

父に頼み、山口某駅まで車で送ってもらう女子大生(21)…

車に乗り、時間とにらめっこしながら焦る焦る。

ああ、確か車の時計って2分遅れてたんだっけ?いや3分?何分間遅れてたんだっけ…

カバンの中から時計を取り出し、時間を確認…

しようとしてました。

(あれ?時計時計…ない!時計…持ってくるの忘れた!!!)

テストを受けるのに腕時計を持ってくるのを忘れた女子大生(21)…

もうすぐ車で某駅に着きそう、というところで気づくという。

(どうする、『時計忘れた!』と言って引き返すか…でも何があるかわからないから早めに広島に着きたい…この新幹線逃したら40分後だし…そうだ!コンビニで買えばいいんだ!)

どこかコンビニで買うことを決意。

新幹線に乗り、広島に着き、いざ!コンビニへ…

しかし…

「ない…」

充電器、イヤホンは置いてあるけれど、時計なんて置かれるはずもなく。

「なんで時計売ってないんだ!必要なものなのに!」

まぁ緊急で時計が必要な方がレアな気がしますが…

トボトボと店を出て、どうしようかとあぐねていると…

「そうだ!駅ビルで買えばいいんだ!もうすぐ10:00だし、時計くらい売ってるでしょ!」

広島駅ビルで買うことを決意。

10:00になったと同時にサッと入り、雑貨屋を物色。

「時計時計…あった!」

ショーケースの中にきっちりと飾られている時計が5、6個ありました。

「値段値段…8000円?!?!?!」

キラキラと宝石のように輝くアクセサリーのような時計だけあって、値段が可愛くない…

ショーケースに飾られてるということはそういうことですよね…

「ちょ…私の予算は1000円!そんな高いの買えるわけないじゃん!」

オサレな雑貨屋を出て、「そうだ!プラザに行こう!駅ビル中にあるしあそこは安いものばかり売ってるから」とプラザに向かいましたが…

ない。

「なんでだ!雑貨屋なんだからプチプラばかりじゃなくて時計を売ってくれよ!」

心の中で文句を言い、店を出ました。

「時計…できるだけ安い時計…ないかな…」

駅ビル内をうろうろし、時計を探しました。半ばあきらめた気持ちになり、「8000円の出費は痛すぎるけど、買わないといけなくなるかな…」なんて思っていると…

きらり。

何かが光ったかのように瞳に映りこみました。

もしかして…もしかすると…

「時計ー!!!」

白い円盤に金の文字が刻まれている、革のベルトがタランと垂れた腕時計が机の上に並べられていました。

「で、9000円だったりしてね。値段はいくらかなっと……おお!!!」

なんと…

「2200円!!!これなら!!買える!!」

予算1000円はオーバーしてますが、8000円の約4分の1。

満足感に満ち、黒いベルトのものを購入。

よし!これで試験はなんとかなりそう!

11:00までまだ時間があったので、マックで軽く時間を潰しながら買った時計を見つめました。

ああ、本当によかった。売られてくれてありがとう、時計。

神は信じていませんが、この時だけ神は私の味方のように思えました。ありがとう、ありがとう、全てのものに感謝して、試験に臨むことに。

試験会場に着くと、受付のお姉さん対応してくれました。

受付「受験票と、身分証明書を出してください」

ハッピー「はい」

受付「ポッケのものを全てとってくださいね」

ハッピー「はい」

受付「腕時計外してますか?」

ハッピー「……?」

受付「腕時計もとってくださいね」

ハッピー「…」

……………?????????????

腕時計を…外せ…だと???

そんなバカな。テストだぞ。腕時計は必要に決まってる。そんな、いらないなんてそんな…

受付「腕時計取りましたらロッカーの中に入れてください」

………

NOOOOOOOOOOOO!!!!!!!

に、2200円もしたのに!!!いらないなんて!!!そんな!!ことが!!あって!!たまるかよおおおおおおおおお!!!

SPI試験に腕時計は必要ではないどころか持ち込み禁止だったんですね。

神はやはり私の味方ではなかったようです…

ははは…そんなことも…あるさ…

たぶん……

'`,、('∀`) '`,、

今度からとりあえず忘れ物をしないようにしよう。

皆さんも忘れ物には気をつけてください(ためになるなぁ)

それでは、さようなら。