幸せなら手を叩こう

思ったことを徒然なるままに

大好きな小説から読書感想文11本書いた話

お久しぶりです。タカハッピーです。

本当にブログとはご無沙汰してました。

三月までは小説を書くのに忙しく(これについてはまたいつかブログに書くかもです)4月からはタイトルにもある通り、読者感想文に忙しかったのです。

何せ、一つの小説から11本書いたので。

ん?なんでそんなに書いたかって?

それは、ある日Twitterを開いたことから始まりました。

かがみの孤城が文庫化されたことを記念してnoteで読書感想文コンクールをします!字数制限なし!あなたが感じたことを思うままに書いてください! 期限は5/5まで!素敵な感想文を書いてくれた方にはなんと!『かがみの孤城』オリジナルグッズと『かがみの孤城文庫本(作者の辻村深月さんのサイン入り)』が手に入ります」

………え。

め、めちゃくちゃほしい……

Twitterに流れてきた、かがみの孤城の感想文コンクールの募集。もう、完全に心を奪われました。

私は辻村深月さんの書く小説が本当に大好きですが、その中でも「かがみの孤城」は宝物と呼べるほど、本当に大切な素晴らしい小説。わたしの大学の卒論はもちろん「かがみの孤城」の研究。

更に、私は死ぬほど字が汚く、辻村深月さんに手紙を書いたり読書カードに感想を書くのを躊躇ってました。

しかし、このコンクールはnoteに書いて公開するもの。てことは、手書きでやるものではない。


……このコンクールは、わたしのためにあるものだ。


運命を感じました。よし、全力で取り組んでやる!!!

そこで私はルールを決めました。

・感想文を10本書く

・どれも違う切り口から書く

・一本1000字以上書く


まず、なぜ10本書こうと決めたのか。

以前、辻村深月さんのエッセイを読みました。そのうちのエピソードで、辻村深月さんも好きなゲーム(だったはず)の感想文コンクールに応募。

数打てば当たる!と100本以上出したそう。

え?ハッピー書き間違えたんじゃねーのって?

いいえ。正しいです。辻村深月さんは一つのゲームから100本以上感想文を書きました。

….いや100本って。やばすぎだろ…。

どんだけタフなんだ辻村深月さん。

しかし、数打てば当たるかも、というのもとてもよくわかります。

私は辻村深月さんみたく文才があるわけではありません。でも、かがみの孤城感想文コンクールになんとかして引っかかりたい…

そこで、です。100本は無理だけど10本ならかけるかも…。それに、既にこのブログに一本ほどかがみの孤城感想文を上げてるから、正確には9本だし!

というわけなのです。

でも、全部同じ内容だと意味がありません。一つの小説から書くのだから似てしまうのは仕方ないけど、全部違う切り口から書いて、いろんな思いを書いていこうと決めたのです。

そして、やるからには全力。1000字以上(まぁわたしはだらだら書く節があるので気をつけないといけないけど)書いて、本当にちゃんとした感想文を作ろう!と決意したのです。


これがまぁ、意外と大変でした。

最初の4本くらいは文章が頭からポンポン湧き上がってそれを綴っていたのですが、5本目からだんだん苦しくなり、かがみの孤城を何周もしながら小さな脳みそを振り絞って書いていました。

同期「ハッピー、最近家帰って何してんの。どうせ暇なんやろ」

ハッピー「あ?暇じゃないわ。私は今感想文を書くのに忙しい!」

同期に感想文コンクールについて熱弁し、家に帰ると本を片手にパソコンに文章を打ち込む日々。

やっと6本目だ…7本目いけるかなぁ、無理なんじゃないの、もう諦めて6本で終われば…

いや、何を言うんだ。「かがみの孤城はわたしのバイブルです」とか偉そうにTwitterのbioに書いてただろーが、お前それなのに6本しか書けないってどういうつもりや。そんなの許されないぞ。

自分で自分を追い込み、苦しくなりながらも、一生懸命書きました。

ハッピー「わたし最近マジで忙しくて……感想文書かないとって書いてるんだけど、中々書けなくて…本当に苦しくて…」

同期「でもそれ、お前が勝手に決めて自分に課してるだけやろ。自分のせいやん」

いやまぁそうなんだけど。

でも、やるからには、全力でやるって決めた!それにこの本は私の宝物だ!私のためのコンクールだし、10本やるんや!!! 

そうしてバカみたいに読んでは書きを繰り返し…

ハッピー「できた!!はてなブログにある感想文1本+新作9本の完成や!!!」

達成感に満ち溢れました。お腹いっぱいになるほど書きましたよ全く。あぁ、疲れた…お疲れ様わたし…。

そうしてホッと息をついた時でした。

…待てよ。

わたし、10本やるとか言いながら。9本しか書いてなくないか?

たしかにはてなブログに2020年の7月、かがみの孤城の感想文は書いてるから累計10本にはなる。でも、10本書くと決めたんだから、そこは、9本ではなく、ちゃんと新作10本にしないとダメなのでは…?

モヤモヤしたらすぐ行動。

もう1本書くことを決意。

これが本当に苦しかった。もうネタは出尽くした感があったし、違う切り口で何を書いたらいいのかわからなかったのです。

でも、書くと決めた。同じのは書かないし、これも1000字以上書くんだ。

私は読んだ。何度も何度も読んだ。そして書いて、書いて、書いて……。

「で!!!き!!!!た!!!」

早速親友のうさぎちゃんに報告。

「私、10本書いたよ!!感想文!!」

「おめでとうーーー!!!!」

9本の時とは比べものにならないくらいの達成感。まるで世界がバラ色になり、天使が素敵な歌声を奏でているかのようでした。

……いやまだ賞に入ったわけじゃないのだけれど笑。

でも約1ヶ月、一つの小説から11本感想文書くのは本当に苦しいことでした。100本以上書いた辻村深月さんはガチものの化け物です。ありえないですマジで。

でも、それだけ感想文を書くと自分とも向き合えました。自分が中学生の時、何を感じ思っていたか。今はどうか。などなど、たくさんのことを考えました。

このためだけにnoteを開設したけど、はてなブログと並行してこれから投稿するのもありかもしれません。

まぁでももう一つの小説から11本感想文書くことはもうないとは思いますが。笑

皆さんも、機会があったら「かがみの孤城」読んでみてください!本当に素晴らしい小説なので。

気が向いたら、読書感想文もお願いします!

それでは、さようなら。